Take a bite (一口どうぞ)

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2016-11-3 11:05
 ちょっと遅くなったけど、まだ食べられます。
キノコ料理の話です。「一口どうぞ」

 ご主人はキノコ好きだけど、息子さんはキノコが嫌いだそうです。
うちの長女の婿どのも、キノコはノン。子どもの頃の夏、走って帰ってきて、
麦茶かと飲んだのが、実は、おばあちゃんが漬けて置いた干ししいたけのだし汁で、以来マッシュルームでも木耳でも、少しでもキノコはノン。学校給食の時間は苦行だったと言っていました。
久々のTねえさんの登場。干ししいたけの大袋のプレゼントとともに教えて下さいました。

 ☆干ししいたけを水もどしして、ガーリックと片栗粉をまぶして揚げます。醤油を按配してみてもOK。めちゃおいしいです。干ししいたけの旨みはグアニル酸、歯ごたえは肉とおなじカチン質。

 これを、メインにして、ケイアンは<喜乃子懐石>と称し、キノコ料理コンクールの全国大会に出させていただきました。30年近く前の話ですが、この料理は今もって新鮮です。お試しあれ。それでも、ノンの人がいれば片栗粉でも小麦粉でもまぶして、揚げだし豆腐もついでにつくっておきましょう。
この干ししいたけの料理は、さめても美味しいですが、揚げだし豆腐は揚げたてが勝負。

 20年ちかく、おつきあいのある京懐石の店のご主人は馬瀬村という、かっては無医村の出身。キノコ採りの名人。<はないぐち><くりふうせん>><ぬめりいぐち><あみたけ><天然なめこ>などをくださいましたが、キノコは煮なきゃ美味しくないと、11月一杯は、キノコ鍋がメインです。

 ケイアンは料理屋を始めて13年、せっかく、珍しい貴重なキノコをいただいても、ケイアンの人柄か、店の雰囲気にあわず、涙をのんで水煮にして保存食。それよりも、煮るなら、えのき茸を適当に切って、醤油、みりん、酒で、一滴の水も加えずに煮ます。とろりとしたらできあがり。

 配偶者の嫂さんは、美山という田舎の出身。彼女は、スーパーで売っている普通のぶなしめじで御馳走してくれましたが、主婦2年生の私は、だしを入れて失敗しました。くれぐれもキノコの水分で煮るように、薄手のアルマイトの鍋で強火でどうぞ。

 ゴタゴタと書きましたが、この煮かたは、ご飯も食べれるし、酒も呑めます。
気楽に作ってね。
 
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