てがうごく

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2010-3-12 20:26
手が動くことはいいことだ。
昭和7年生まれの松尾さいさんや、8年生まれの松尾とくさんと
話していると、<あのひとは手が動くでいい>と主婦の才覚をほめます。
この才覚とは、リフォームをいいます。
古い着物をほどいて、洋服を作ったり、サイズの合わない服を直したりできる人は、本当に羨ましい。
私は、裁縫は苦手な分野です。ボタンつけとすそ上げしかできません。
ブランド物を格安で買ったときに、松尾さいさんに教わって、ウエスト
直しをしましたが、もう、一度で降参しました。
彼女たちの年代は、本当に偉いね。昼間はとうふ屋を手伝い、夜間に
それぞれ、習い事に通ってました。花嫁修業は、絶対に大事。
手が動くことは、何でも作れる。人様の分まで作れるほどなら、晩のおかず代以上の才覚、<みいり>になります。
立派な人、今なら素敵な人にもらってもらおうと思ったら、自分もその
レベルに努力するという健気さであります。二人にわからんこと
聞くと本当によう知っとるわ。
私は、洋裁は、妊娠中に3カ月、高島屋のカルチャースクールに通った
だけです。マタニティウエアーを3着作る予定が2着で、それも、ほとんどが先生作。
ただ、ひとつ続けているのは、一年に一度新調する、晒の木綿1反でつくるふきんです。
裏表どちらもないように、折り返しを互い違いに作ります。
今年は、初めて、間違えました。手が動いても、心も動いていたのでしょう?これだけは、贅沢に大胆に使います。ガーゼのように、生地が柔らかくなってきたら、これで、なべつかみを作ります。
3回たたむと、15センチ角になり、12センチの円形のなべつかみが作れます。思い入れのある服のはぎれをとっておき、上下はさんで、ミシンデキルティングをしますが、このときこそ、ミシンのご機嫌をとれない自分を思います。針折ったこと、数知れず。
才覚はないけど、気風のいい料理仕事をしたいので、毎年作ります。
表裏がないように、たがいちがいに縫い代をとるのですが、今年は
初めて間違えました。表表となるのか?裏裏となるのか?
不景気風にあおられて、アメリカの正義を云々する、日本みたいですね。
せめて、このふきんで美味しいものを作ろうと思います。
ミートローフの形づけ。こしあん。ぶどうのジュースを絞る。みじん切りのパセリの水分をとる。締め鯖の汁けをぬぐう。と師に教わりましたが
いくつ、できているかな?
 
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