しめなわ

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2010-1-3 10:54
一茂くんからのトークです。
彼は、1月1日生まれです。
生まれてこのかた、30年以上、おめでとうの2重奏で悩んできたのが、注連縄だそうですので、お正月も3日過ぎましたが、このいわれなどお話しようと思います。

私は、毎朝、松尾神社にお参りしていますので、家々の注連縄を拝見しましたが、
ずいぶん、飾っておられるお宅が減りましたね。注連縄というよりも、リースという軽やかなものになってきたように思います。

注連縄というのは、
古事記によると、スサノオミコトとバトルになった、アマテラスオオカミが、天の岩戸に隠れて、天地が真っ暗になったために、八百万の神が相談して、皆で歌い踊って、中からお出まし願った際に、<しりくめ縄>なるもので、<もう、スネスネしていやん>と、引き渡されたことに由来します。
注連縄は、内外の境界、または出入り禁止の印に引き渡す縄でありますが、神事においては、清浄なところを区割りする意味を持ちます。だから、新年にこれを飾るのは、禍の神や不浄なもの内にいれないようにの意味を持ちます。
お茶席においては、<結界>として、竹が置かれることと同じです。

注連縄は、新しいわらを使い、左になっていきますが、そのかたちから、前垂れ、ごぼう、大根、それに輪注連縄などがあります。輪注連縄は輪かざりといって、ないあげた注連縄の先と元を結んで輪にしたもので、家の門口の鴨居の真ん中とか、自動車の前部分に飾って、神聖の印とします。注連縄を張るときは、先を向って右、元を向って左にするのが普通ですが、京都のお雛様が逆になるように、逆になる地方もあります。
方向音痴の桂子ちゃんは、新年そうそう、こんがらがっています。

それよりも、国旗があがっているお宅をみませんでしたね。
松尾家でもあげていません。
国旗をあげても、あげなくても、悩まなくていいことこそ、平和なお正月かな?
国旗は、門の外から見て、左に立てるのが正式だそうです。
 
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