わからない

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2009-12-6 13:54
わからない。
一茂くんから、<菓子椀>について、質問を受けましたが答えようがありません。
なんとかして、連絡をとりなおそうと思っても、ケータイというのは、わからないことばかりです。
私は、全て転送にしておりますので、お店の固定電話が鳴っている感覚で、どこでも
電話にでます。他人の目を考えて、留守電で受けてかけなおす時代だそうです。
また、身内なら、他人の目を感じたら、即、切ってもいい時代だそうです。
運転中携帯電話禁止から、できたマナーでしょうか?

ずっと、考えているうちに、わからなくなりました。
電話というのは、便利なようで不便なものですね。

漆器の食器の中で一番使われているのは、お椀です。
この形は、ろくろが使われだして1000年以上の間に、数百の形が作られました。
輪島市の古文書を見せてもらった折に、なんと昔の人のデザイン感覚は素晴らしいと
思いました。
懐石料理の辻留さんが、特注なさった、<まり椀>など、本当に美しいですが、さて
何をいれるかとなると、本当にわからない。
私は、以前にほんの少しの豆乳をいれて、その上から熱いおだしを張ったことがあります。
<よばなしの茶事>の趣向で、12月の気ぜわしさを忘れていただきたかったからです。
お客様は、お喜びになられましたが、塗り師のかたは、嘆かれました。
輪島塗の補修をするところは、あまり知られていませんが、岐阜の飛騨の古川町なんです。
となりの高山は春慶塗があまりにも秀逸なので、そればかりなのでしょう。
お聞きすると、<かしわん>は知らないけど<かしわわん>なら、正月の雑煮椀とのこと。

言葉の伝播はひとりあるきするようです。
菓子椀は、雑煮を盛った時に、映えるような、大振りのひろがりのあるかたちです。
まるくおさめるように、<円>の字をあてたものもあります。
美濃では、名古屋の影響で、雑煮はシンプルです。もち菜にかまぼこ、しいたけぐらいですから、気がつかなかったです。
 
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