ばじょうはい

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2009-9-6 9:16
一茂くんとのトークは<馬上杯>について。
馬上杯は、脚部を手でにぎれるほどに高くした酒杯、酒盃のことです。馬上で酒を飲むために考えられたということもあります。ワイングラスや、ブランデーグラスのように華奢な感じがしません。馬に乗る人を見ていると、どなたも姿勢がいいですね。私は、馬には乗れませんが、自転車乗りは得意です。子育て中は、前と後ろに一人ずづ乗せて、背中にもう一人おんで、荷物を持って運転もできました。見ている人は、引いて、道を開けてくれたかもしれません。その当時のことを、政寿司の大将は、<しらんやつはおらんかった>と懐かしがって話してくれます。
手元にある馬上杯は、近藤先生の作ですが、たっぷりと2合、360CCはいります。
ためしに、水を注いで持って走ってみました。姿勢をよくしていればこぼれません。恩賞の酒なら格別でしょう。
 東京、東銀座の<九月大歌舞伎>の演目は
中村吉衛門で<時今也桔梗旗揚>ときはいまききょうのはたあげ4演目です。
信長から、馬が水を飲むたらいで、酒をあたえられるという屈辱を受けた光秀が、謀反を決意するまでを描きます。馬盥の前に饗応の場面もあります。観客が<光秀がやるだろうな、やれ、やってもいい>と気持ちをもりあげていくのだそうです。
一茂くんにたずねると、
信長の方が、光秀をこわがっていたから、光秀をひでえめにいじめたそうです。面白い解釈ですね。信長は、赤ワインが好きだったそうですが、ギヤマンでグラスを作るとき、酒を飲むことを想定していたら、歴史は変っていたかもしれません。
 この馬上杯には、サンドブラストで、和を持って正すの号がはいっています。
正義のために戦うのですが、何が正義であるかは、敵味方双方で反対です。
NHKの大河ドラマでは、義によって戦った関が原の戦いのような解釈ですすめられています。正しいと信じることが戦いなのですが、和をもってすることが、正しいのかな?
 
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