じょうようまんじゅう

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2009-10-31 12:42
やっと、復活。
あることで、昨日は落ち込みましたが、あるひとのおかげで、元気になりました。

元気印の食べ物は、山芋かな?
年中あるながいもも、それなりに美味しいですが、秋は、なんていったって自然薯が美味しい。
三重県の多気町というところまで、<いせいも>を買いにいったことあり。
いちょういもとつくねいもと二つのタイプがあります。前者は大和芋といって売られています。つくねいもは丹波と伊勢が有名です。
私の好きなのは、いせいもです。
朝日カルチャーセンターで、戸松先生、川村先生に和菓子を習いましたが、おふたりとも、
いせいもで、美味しい上用まんじゅうを教えてくださいました。
  
上用まんじゅうは
1、すりおろしたいもの正味の倍のお砂糖がはいります。
もちあげてみると。ものすごい粘りになります。
2、いもと砂糖の合わせた目方の半分の米の粉で生地を作ります。生地をちぎってみると耳元でささやくような<ええおと>がしたら、第一関門通過です。
また、この生地と餡がおなじくらいのやわらかさであると、つつみやすいですね。
3、生地の2倍の餡をつつみます。生地15グラムに餡30グラムの仕上げだと、お茶席のお菓子として、風格がでます。
4、蒸しますが、餡のつつみかたがよくないと、悲しい結果になります。
蒸したてを食べるお菓子では、ありませんので、餡をつつむときに、へらで、菊の形にしたり、あかいしべをつけたりします。
5、蒸しあがってから、焼印をおします。
この意匠ひとつで、天にも舞い上がるくらいの嬉しさになってしまいます。
私は、この魅力にとりつかれて、随分と贅沢になりました。
和菓子の世界では、この焼印を<匂い>として、ほんのりとつけます。
決して、元気よく押してはいけません。小麦粉仕立ての温泉まんじゅうになってしまいます。焼印を押す元気を八分にとどめ、茶席で<おつくりは?>とたづねられて、
<桂庵でございます>といっていただくことですね。
 
〒500-8034 岐阜県岐阜市本町 5-23
TEL : (058)-262-4015
FAX : (058)-262-4015
URL : http://www.k-an.jp
とうふ屋桂庵のご案内
かわら版 カレンダー
« « 2024 5月 » »
28 29 30 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 1
女将の著書
Warning [PHP]: opendir(/home/keian/www/keian/modules/d3blog/images/caticon) [function.opendir]: failed to open dir: No such file or directory in file class/xoopslists.php line 113