色心不二

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2009-7-6 7:09
今日は若い人との縁を書く日です。
実名をあげていいということなので、豊証券の岡本君のことを書きます。
桂庵としての取引がないのに、私個人としてつきあってくださる酒屋さんがあります。
そこの紹介ということで、ご予約いただきました。
予約をされてから、どなたといこうかと思案をなさったくらいのピュアなかたです。

ところで、岐阜に天然ワインを作っていることをご存知ですか?
長良川のほとりで3代目が、林真澄さんとおっしゃいます。
1985年頃に買いにいきましたが、まるで、フランスの片田舎のシャトーみたいで
感激しました。突然に、幼子をひとりをおんで、ひとりのてをひいてきた私に吃驚されたと思いますが、先代は話をしてくださいました。
 「本町のとうふ屋さんといえば、ここらは田舎やで、葬式のときは、総出でつくるんやが、昔からおまはんとこに、丸揚げの注文をたのむんや、おまはんはそこのむすめさんかな?みんな、ようしっとるわ。」
岐阜は、田舎ですのでみんなつながってくるのですが、、、この「ようしっとるわ」で信頼が決まります。信用は、カネが絡んできますし、時がついてきます。人間としての魅力を感じたときはカネと時を飛び越えます。
家に帰ってきて、「なんで、天然ワインのところを知っとんの」と聞きました。こちらの先代の甚一が、株式に熱心でしたが、そのときの担当が、ここ志段見の林さんというかたで、積極的に頼んでくださったのです。そのころの担当は、転勤もなく、店頭で自分個人のお客さんを持つわけです。つまり、一代つきあうわけです。
田舎のことなので、全部が林さんかもしれません。
「いっぺん、仰山の葡萄をもってきてくれて、こうやってつくりゃあ」と教えてくださったそうです。できあがるまで待ちきれないくらいにいい香りだそうで、味見するといっては、ついつい飲んじゃったそうです。ワインを造る志はあっても段々に熟成を見る意志が必要と、志段見の地名かな?いや味見の誘惑にまけることで志段見の地名かな?

そんなことを考えながら、<しきしんふじ 色心不二>という言葉を思いだしました。
もとは、法華経における心と体の統一的真理を説く仏教用語ですが、株式の真理というか、
人間の心理をついていると思いませんか?
欲望はあってあたりまえ。それと折り合っていくのが理性。
クールな頭脳とホットな心であります。
とうふ屋桂庵のワインは、<色心不二>にさせていただいております。
 
〒500-8034 岐阜県岐阜市本町 5-23
TEL : (058)-262-4015
FAX : (058)-262-4015
URL : http://www.k-an.jp
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