おいしかった

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2010-1-23 12:18
美味しかったとメールをいただきました。
ありがとうございます。

割り下をとびこえて、もっと簡単に安く肉を食べたいとメールをいただきました。

ひとつ、伝授します。
本当は教えたくなかったのですが、だって、秘密はかくしてこそですから、
今更、世阿弥の風姿花伝をだすまでもないかな?
秘すれば花、されど咲いてこその花。散ってこその花。
女を分けると、梅と桃と桜になるそうですが、さしずめ寒中に咲く梅は、いたいけな感じで、男がかばってやりたくなる女でしょう。パッと咲いてパッと散る桜は、ほっときゃ自立する女でしょう。あとは、お雛様とあれば思い出す女でしょう。
師の村上祥子のレシピを伝授するのに、能書きをこれだけ語るのは、なにがなんでも桂庵でございます。
ひき肉ピカタ、すき焼きピカタと申します。師の著作は200冊以上ですが、そのなかでも、登場が多いのに、材料がシンプルです。
牛ひき肉200グラムで2人前 一人分254kカロリー 塩分2.3グラム
ウイスキー大さじ1
しょうゆ大さじ1と半分
砂糖大さじ1
卵一個
サラダ油大さじ1
牛ひき肉を1センチ厚さに広げ、指でポツポツと穴を10個あける。
砂糖をかけ、しょうゆをかけ、ウイスキーをかける。
10分おく。
とき卵をまわしかける。
サラダ油をひき、スプーンですくっては、ふたして、表裏1分づつ焼く。
レシピとして、書けばこうなりますが、どんどんやり方は変えていっても美味しかったのです。
ハンバーグなどやってられないくらいの<あせあせ>のときに絶対的におすすめします。
美味しくつくる秘密があるとすれば、ただひとつ。ひき肉は絶対にこねないことです。
卵をかけたら、そのまますくいとって焼くことだけです。
ここが、口のなかでホロホロと崩れるピカタの絶対的なところです。
一度、花火大会に作ってきてくださった若い女の子がいましたが、丁寧に大きさを揃えてありました。冷めても美味しいだけでなく、食卓の花になりました。
 
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