ふろふきだいこん

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2009-11-21 10:37
日本全国どこへいっても、大根はあり。
ご当地大根でいえば、練馬にあらず。2メートルになるのは、守口大根です。
もともと、大阪の守口でつくられていましたが、いまでは長良川河畔でのみ栽培されています。40年くらい前までは、岐阜市則武が主たる生産でしたが、羽島でつくり、出荷が
則武ということもありえそうです。
短いのは、亀戸大根。20日でできるのは、二〇日大根。
まん丸は、聖護院大根。最大のものは、桜島大根。
なんでも、虫たちが飛んでくると、いろいろな花粉で原形が進化するために、虫がつかないように、ハウスで受粉させて、形をかえない努力をしているとのことです。

 霜月においしいのは、風呂吹き大根です。
漆の乾きがわるくて、困ったときに、高僧から、大根のゆで汁で風呂<乾燥室兼貯蔵室>に霧を吹けと教わり、そのあとの大根に味噌をつけて食べたら美味しかったというのが、謂われとされています。
 
大根は米のとぎ汁でしたゆでしてと、お料理番組では教えられるみたいですが、
桂庵では、米をひとにぎり、四分の一カップ位を加えてしたゆでします。
昭和63年に福岡市の福永寿枝さん<当時80歳を超えておられたと思います>のやりかたは、ういろう大根として、米2合を加えておられました。
謂われではありませんが、大根を食べるためのレシピですから、何度も試作して、ひとにぎりとなりました。米のでんぷん質はすべて、ゆで汁のとろみとくさみぬきになります。
ゆで汁をこしたあとの御飯はたべられなくはありませんが、美味しくてこたえられないものではありません。捨てては罰が当たると、私ひとりのおひる御飯に食べられる限界の
量がひとにぎりなのです。大根1本分でも2本分でも、ひとにぎりの米です。

大根の面取りは、あまりしません。
大根は繊維質なので、らんぼうにあつかわなければ、煮くずれません。それよりも、縁があったほうが、美味しいお味噌をたっぷりとのせることができます。
 
〒500-8034 岐阜県岐阜市本町 5-23
TEL : (058)-262-4015
FAX : (058)-262-4015
URL : http://www.k-an.jp
とうふ屋桂庵のご案内
かわら版 カレンダー
« « 2024 4月 » »
31 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 1 2 3 4
女将の著書
Warning [PHP]: opendir(/home/keian/www/keian/modules/d3blog/images/caticon) [function.opendir]: failed to open dir: No such file or directory in file class/xoopslists.php line 113