みしま

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ブログ
執筆 : 
keian 2009-11-1 13:18
一茂くんは常務でありますが、彼は、常に勤務のはたらきもんです。
今日は、九州の唐津からの発信です。365日24時間、いつでもどこでもの、うつわやのきれもんといっていいかな?彼との出会いに感謝します。

11月にはいって、鍋もの本番です。
人気商品に<三島>という、たいそう丈夫な土鍋があります。
伊賀焼の作家物は、ほれぼれするほど、いいのですが、丈夫=安心ということで、可児市のすしまさの女将さんが、すべて<三島>に取り換えたくらいです。

丈夫なだけでなく、<三島>の柄には、故事来歴も品格もあるところで、人気商品なのでしょう。私もつかっています。
 
<三島>
朝鮮李朝時代の前半まで、さかのぼります。
韓国では、粉青沙器といわれるもので、高麗時代の青磁の技術に、象嵌の技術の名残りといってもいいかな?
象嵌というのは、素地に模様を彫り入れて、そこに、白土などを埋め込んで上釉を掛け焼き上げる技法です。
また、この柄の一つが、静岡県の三島大社が発行していた暦に似ていることから、この名がついたようです。
象嵌の模様は、花三島、渦三島、絵三島、釘彫三島など、また、掻き落とし手など、シンプルですが多彩です。  
茶席においては、16世紀の茶人が、朝鮮南部で焼かせた物に名品があることもあって、
評価が高いです。韓国忠清南道の鶏竜山窯が代表的といわれています。

三島唐津というやきものは、合羽という染物用の型紙の上から、化粧土を刷く省略法ですが、いいものがあります。
百問 椎の峰 小峠奥 川古窯の谷などです。
私は、新婚の頃、近くのスーパーの店頭で、300円で<三島>を買いましたが、
鶏のからあげを、たっぷりと盛っても、一人分を真ん中に盛っても、具合がよかったですね。色は地味でも、ひろがりのある柄だからでしょうか?
 
残念ながら、この皿は、てもとにありません。
鶏のからあげをほめられたのが嬉しくて、そのまま差し上げました。うつわはラッピングのはじまりです。
 
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