フードプロセッサー

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keian 2009-11-4 7:54
 フードプロセッサーのことを書きます。
昭和60年ぐらいのことだっと思いますが、初めて買ったのは、ナショナルでした。
強化ガラスのボトルでしたが、刻みものというよりも、⌒じゃれたフレンチがつくりたかったから、そのころ、よくお邪魔していたプティプルンというお店と同じメーカーのものを買いました。
前菜についてくる、テリーヌやパテがあこがれでしたが、乳飲み子を抱えていては、めったに食事にはいけません。なんとかして、自分で作りたくて、また、おなかいっぱい食べたくて、果敢に挑戦したわけです。もっとも、いちど、おなかいっぱい食べてみたら、つまらなくて、こういう珍味系は、ちょっぴりが美味しいとやっときがつきました。
 食べる量は少しでも、作る量はあるていどはなくては、いれものにくっつくだけです。
喜んで下さった方がいて、上達しました。ありがとうございます。
もっとも、こういう、わけわからんものは、当時は作る人がいなくて、珍しかったのでしょうか?作る人もいなかった分だけ、材料を売っているところも岐阜にはなかったように思います。
当時の配偶者に頼んでは、昼休みに名古屋の栄、明治屋さんで買ってきてもらっていました。歴史ある店も移転とか、とりこわしとかを新聞で読みました。自分の歴史と重ねて
さみしい^^^^よ。
 テリーヌや、パテは、オーブンにいれて焼かなくてはなりません。
器がなくても作れないことはないですが、オレンジ色のルクーゼのテリーヌ型にいれて、湯せんで仕上げると、名シェフになったつもりで、すっごく楽しくなります。

これらのものは、下内屋さんで手に入りますので、たづねてみてください。
 
 型が、オーブンがなくても、フードプロセッサーがあれば、いとも簡単に作れるのが
サーモンムースです。
 スモークサーモンを1に生クリーム1~2をフードプロセッサーにかけるだけです。牛乳大匙1くらいでゆるめたり、ゼラチンを溶かして加えたりで、テリーヌのように切り出すことも可能です。
ただ、グラスに盛り付けた時は
ケッパーや、セルフィーユをあしらってみてはいかが?

しんぶん

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keian 2009-11-3 11:45
新聞を読まなくても、世の中の流れはわかることはわかるのですが、、、、

松尾太郎くんが、読売新聞を
松尾さいさんが、中日新聞を、
松尾とくさんが、岐阜新聞を
配偶者が、毎日新聞をとっています。
お金を払っている人が、一番に読みます。私は、一日遅れを回収してきて、ゆっくりと切り抜きながら読みます。
4紙読み比べると、解釈がちがっておもしろいですよ。

それから、このHPのリンクをお願いしております木村政雄氏の記事は欠かさず読みたいので、情報が入り次第、即電話してとりよせます。
サンケイ新聞にも、また日経新聞にもお世話になりました。
彼の活動の基盤が大阪でしたので、同じ毎日や読売でも、大阪版をとりよせることもありました。
電話だけのおつきあいでも、ひろがります。

神戸新聞のYASIKIさんもそんな方です。

本当は月極めで購読するべきなのに、どなたも親切です。送料がかかることだからと
こちらの財布を一番に考えてくださいます。
一部を月に一度送ってもらっていますが、210円プラス80円です。
金額にあらわせない感謝をこめて、届きしだい、丁寧に読んでいきます。
この新聞は、2日遅れになりますが、封を開けるのは私です。
どんなに忙しくても、お茶とお菓子を用意して読みたいですね。
同じ地方紙でも、神戸新聞には岐阜新聞にないおしゃれを感じます。
先日の記事では、
コフタヤキメシセットがのっていました。
ダイニング オカノの料理ですが、山手通りは震災前に遊びにいっているだけに、思わず切り抜いていました。隣の記事のナイジェリアのぷらんてーんもいいですね。
バナナのことをいうそうですが、主食になるものだそうですよ。
アフリカでは、甘くないバナナを揚げたり焼いたりして食べると、スワヒリ語専攻の娘たちに聞いていましたが、日本語の記事で読むとまた別趣向です。甘いバナナでも作ろかな?
美味しいレシピができたら、来月の納付書?につけて送りましょう??
YASIKIさん、ありがとう。

もーし もーし

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keian 2009-11-2 7:55
もーし、もーしではじまるノリのいい歌がありました。
私の年代ぐらいの方までなら、聞き覚えのある<若いお巡わりさん>という曲で
曽根史郎さんがうたっていました。
この年代だと、アイ・ジョージというかっこいいひともいましたね。

途方にくれて、大きなボールと泡だて器をかかえて、やながせのスギ薬局のところにいましたら、
アイ・ジョージが、55歳になっていたらと思えるかっこいいお巡わりさんが、
話を聞いてくれました。
 
歌の一番は
^^もーし、もーし ベンチでささやくお二人さん^^ですが、
歌の2番は
^^もーし、もーし 家出をしたのか娘さん。
君の気持はわかるけど^^と続き、
^^いまなら、間に合う終列車^^
となります。

世間には、いろいろな人がお見えです。
バンと自分の気持ちをぶつける人の方が正直なのでしょう。
私は、親族だけの世界で仕事をしていましたから、何といっても世間がせまいです。
私が正直でいたいと思うだけ、世間には、ぶつかる相手もそれだけあるわけです。

映画クレイマークレイマーは、男ひとりの子育てドラマのことでしたが、、、
いまのクレイマーは、<ひっかっかりや>です。
自分を守ることは、お巡りさんに話したことで、気持ちをとりなおすことと教えてくださいました。
あんまり、親切でかっこいいので、日本は、この岐阜は捨てたものでないと感動しました。
気持ちをとりなおした私は、かっこいいお巡りさんに会いたくて、美容院にいくことにしました。
今日は、なんと店長が気合いをいれて、カット・ブロウをしてくださいました。
シャンプーをしてくれたわかいひともやさしかったです。
3人のわかいひとに話をすることで、、一番大切なことは、なにかを悟りました。
一番大切なことは、とうふ屋桂庵を続けることです。
かっこいいお巡りさんは、西やながせの交番にいるからといってくださいましたので、
美容院をでてから、明るく可愛いけいこちゃんになって、報告にいってきました。

みしま

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keian 2009-11-1 13:18
一茂くんは常務でありますが、彼は、常に勤務のはたらきもんです。
今日は、九州の唐津からの発信です。365日24時間、いつでもどこでもの、うつわやのきれもんといっていいかな?彼との出会いに感謝します。

11月にはいって、鍋もの本番です。
人気商品に<三島>という、たいそう丈夫な土鍋があります。
伊賀焼の作家物は、ほれぼれするほど、いいのですが、丈夫=安心ということで、可児市のすしまさの女将さんが、すべて<三島>に取り換えたくらいです。

丈夫なだけでなく、<三島>の柄には、故事来歴も品格もあるところで、人気商品なのでしょう。私もつかっています。
 
<三島>
朝鮮李朝時代の前半まで、さかのぼります。
韓国では、粉青沙器といわれるもので、高麗時代の青磁の技術に、象嵌の技術の名残りといってもいいかな?
象嵌というのは、素地に模様を彫り入れて、そこに、白土などを埋め込んで上釉を掛け焼き上げる技法です。
また、この柄の一つが、静岡県の三島大社が発行していた暦に似ていることから、この名がついたようです。
象嵌の模様は、花三島、渦三島、絵三島、釘彫三島など、また、掻き落とし手など、シンプルですが多彩です。  
茶席においては、16世紀の茶人が、朝鮮南部で焼かせた物に名品があることもあって、
評価が高いです。韓国忠清南道の鶏竜山窯が代表的といわれています。

三島唐津というやきものは、合羽という染物用の型紙の上から、化粧土を刷く省略法ですが、いいものがあります。
百問 椎の峰 小峠奥 川古窯の谷などです。
私は、新婚の頃、近くのスーパーの店頭で、300円で<三島>を買いましたが、
鶏のからあげを、たっぷりと盛っても、一人分を真ん中に盛っても、具合がよかったですね。色は地味でも、ひろがりのある柄だからでしょうか?
 
残念ながら、この皿は、てもとにありません。
鶏のからあげをほめられたのが嬉しくて、そのまま差し上げました。うつわはラッピングのはじまりです。

じょうようまんじゅう

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keian 2009-10-31 12:42
やっと、復活。
あることで、昨日は落ち込みましたが、あるひとのおかげで、元気になりました。

元気印の食べ物は、山芋かな?
年中あるながいもも、それなりに美味しいですが、秋は、なんていったって自然薯が美味しい。
三重県の多気町というところまで、<いせいも>を買いにいったことあり。
いちょういもとつくねいもと二つのタイプがあります。前者は大和芋といって売られています。つくねいもは丹波と伊勢が有名です。
私の好きなのは、いせいもです。
朝日カルチャーセンターで、戸松先生、川村先生に和菓子を習いましたが、おふたりとも、
いせいもで、美味しい上用まんじゅうを教えてくださいました。
  
上用まんじゅうは
1、すりおろしたいもの正味の倍のお砂糖がはいります。
もちあげてみると。ものすごい粘りになります。
2、いもと砂糖の合わせた目方の半分の米の粉で生地を作ります。生地をちぎってみると耳元でささやくような<ええおと>がしたら、第一関門通過です。
また、この生地と餡がおなじくらいのやわらかさであると、つつみやすいですね。
3、生地の2倍の餡をつつみます。生地15グラムに餡30グラムの仕上げだと、お茶席のお菓子として、風格がでます。
4、蒸しますが、餡のつつみかたがよくないと、悲しい結果になります。
蒸したてを食べるお菓子では、ありませんので、餡をつつむときに、へらで、菊の形にしたり、あかいしべをつけたりします。
5、蒸しあがってから、焼印をおします。
この意匠ひとつで、天にも舞い上がるくらいの嬉しさになってしまいます。
私は、この魅力にとりつかれて、随分と贅沢になりました。
和菓子の世界では、この焼印を<匂い>として、ほんのりとつけます。
決して、元気よく押してはいけません。小麦粉仕立ての温泉まんじゅうになってしまいます。焼印を押す元気を八分にとどめ、茶席で<おつくりは?>とたづねられて、
<桂庵でございます>といっていただくことですね。

かくこと

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keian 2009-10-29 7:57
モンテーニュは16世紀のフランス人ですが、こんなことを書いてます。
 なにをたべるかよりも、
 だれとたべるのかに
 気を配る必要がある。<モンテーニュ エセ―抄 宮下志朗編訳>


私のブログをたくさん読んでくださった方が、、お手紙をくださいました。
ご自身はPCをさわられませんので、プリントアウトしたものを、一気に132枚を読んでくださったのです。メモを片手にじっくりと読みこんでくださったそうです。
林実さんとおっしゃる、76歳の各務原市鵜沼の方です。6月7日<キトキトとぶりおろし>から
料理の盛り付けから、食べ物を感謝する心に同感してくださいました。
ありがとうございました。
 
また、今日は、おおち法を導いてくださいました、こうこせんせいが、お菓子を送ってくださいました。ブログのプリントアウトを10枚、アトランダムにお目に掛けましたところ、8月11日<焔>のタイトルの?を考えさせてくださいました。
<焔>という字は、ほむらと読んで、炎のようにたぎる情熱と思い込んでいましたが、別の解釈の方が多そうです。炎は円でなければ、続いていけません、
このブログは、1年間は、1週間に一度のパソコンのお勉強の日をのぞいて毎日書こうと思っていますが、いたらないことばかりです。
おふたりとも、繊細な方です。製薬会社の総務をなさっていたり、主婦のエキスパートだったりです。こうこせんせいの名古屋市本山のお宅に初めてうかがったときに、お友達のU田さんが、<ここにくると、しおれかけていたお花も元気になるのよ>とおっしゃていましたが、見事なシクラメンが咲いていました。こうこせんせいのように美しい花を咲かせるようになりたいですね。

私に欠けているものは<ものいい>です。
 なにをかくかよりも
 だれがよんでくださるかに
 気を配る必要がある
と、おやさしいおふたりの御言葉から、気がつかさせていただきました。
今日は、主婦の日
主婦は、気配りが一番。私は主婦が大好きです。
これからも、何とぞ、よろしくお願い申しあげます。

マトファー

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keian 2009-10-28 12:03
 下内屋さんには、国産のまるほ印の泡だて器も3センチ刻みで
ずらっと並んでいます。
お買いになる方は、寸法を測って来店されても、お店のなかでは、
感覚がすこしばかり、おおらかになられて、大きい方を選ばれるような
気がします。おおらかで親切なお店の雰囲気そのものです。

 私に下内屋さんの、泡だて器とボールを奨めてくれたのは進くんです。
とても、働き者でした。とても、やさしいひとでした。
ひとりで、アムールというケーキ屋さんをやっていましたが、縁があったときは、下の娘が生まれたころです。おんぶにだっこの子持ちの桂子ちゃんによく、教えてくださったと思います。
あるとき、<どうしたら、卵白をラクに泡だてられる>ときいたら、
ひとかかえもある大きなボールで、卵白30個分を泡立てながら、
<えらいにちがいない>とだけいって、手を動かしていました。

 卵白の泡立ては、スポンジケーキの大切な過程です。
ほぐした卵白にどの地点で砂糖を加えていくかで、卵白のもち、つや
こしが決まります。ハンドミキサーでイッキイッキでも泡立てられなくは
ないですが、<えらいにちがいない>ことで努力することは、のちのちの
お菓子作りにとても、役にたちます。
 私は、<竹を割ったような気性や、男に生まれるべきだった>といっていただきますが、、、
几帳面さは、お菓子作りが育ててくれたと思います。
<ラク>を考えることは、お菓子の科学を知ることで、楽しかったですよ。

 今日は、よし子が孫のためにデコレーションケーキを作りたいとのこと、
土台になるスポンジケーキを焼かせていただきました。
試食用も焼いて、店に持っていったら、苦み走った酔っ払いも喜んでくれました。
高倉健に似た無口でカッコイイ人もいます。
おとこのひとは、ナイーブですね。
  
マトファーは、フランスの製菓道具です。
20年以上前に、下内屋さんで、清水の舞台から飛び降りるくらいの
勇気で買いましたが、この泡だて器で卵白を泡立てると、やさしい
気持ちになってえらくないです。一緒に、スポンジケーキを焼きませんか?
 

どっちから、切るの?

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keian 2009-10-27 10:06
 うちの、松尾とくさんは、まきずしをつくると目方がふえるそうです。
格好よく盛りつけようとすると、<はちけてるのがあかん>とついつい
両端を自分で食べるからだそうです。とくさんのまきずしは明治4年
生まれのおばあさんに教えてもらったもので、お砂糖もお酢もたっぷりですし、お米もまきずし1本に1合くらいの、ずっしりとしています。
お人よせの御馳走メニューです。
 松尾家は豆腐屋でしたので、商売物のおかげで、私は、月給日前の
ピンチメニューでいなりずしをつくってきましたので、とくさんにまきずしをもらうのを、うちの娘たちもお楽しみメニューです。とくさんの
まきずしは、具はしいたけ、かんぴょう、たまごやき、きゅうりと、ピンクのでんぶで、シンプルですが、翌日でもわるくなりません。美味しいです。
あとから、<もうないの?>とリクエスト続出です。

 まきずしを切るときは、真ん中から切って、はしをおさえながら、切っていくと、具合がよさそうです。

 よし子のまきずしは、居酒屋の人気メニューです。
3合のお米で5本つくります。
具がいっぱいです。ほうばるときにぽんぽんのお口にならないので、
ギャルも喜びます。仕出しや、コンビニのまきずしよりも、具が多い分
味付けがやさしいです。5本まいても、全部同じ太さです。同じ重さです。
脱帽です。よし子の息子に、まきずしをみせたら、<俺は、右から
順に切っていく>といってました。剃刀のように、頭が切れるやつで
<おっかあ、売れ残したな>と先の心配をする親孝行です。
 私は、羊羹を切るときのように、左から、切っていきます。
自分に包丁の腕がないことだけは、よく知っていますので、ただ、ゆっくりと切っていきます。自分が食べるときは、初めのひときれだけを切って、あとは、年中節分の丸かぶり方式です。まきずしの端っこが大好きです。

すし屋のぐんちゃんに電話したら、<むかって右>とのこと。
方向音痴の桂子ちゃんは、<むかってとかみから>の言葉で混線して降参します。
懐石の達人は左かな?
 皆様のおたくでは、どうでしょうか?

肉じゃが

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keian 2009-10-26 7:52
今日は、わかいひとのことを書く日です。
松尾家の解体工事ではなくて、お隣の安藤さんの解体工事をなさったのが、松保建設さんです。社長もかっこいい!です。働いているわかいひとが爽やかです。もちろん、女の子もいます。あまりにも、よく働くので、隣のことでも、つい、差し入れしたりで仲良しになりました。本当にせわやきけいこちゃんです。
<ケイママ、ありがとう>と手を振って帰っていく姿をみていると、10年わかかったら、
大型2種の運転免許をとろかしらんと思ってしまいます。そうしたら、松尾組結成です。
さぞ、あらっぽい仕事になるかしらん。
解体工事は繊細さが必要ですが、それ以上に
元気とやる気、勇気が絶対必要。ご縁があって、楽しかったです。
 190センチ近くある吉田くんは、なかでもダントツかっこいいおとこです。
彼の好物は、肉じゃがとのこと

肉じゃがは、おふくろの味ですが、もとをただせば、海のおとこの料理です。
海上自衛隊第四術学校に残されている旧海軍経理学校刊の海軍厨業管理教科書によると、明治時代に、生野菜が取りにくい水兵さんのかっけや
壊血病予防にと、考えられたメニューみたいです。
 自衛隊のHPをあけてみると、分量から、調理手順がよくわかっておもしろいですよ。火を切る3分前に玉ねぎを投入なんて素晴らしい。
早速、作ってみたら、ホクホクじゃがいもにしゃきしゃきの玉ねぎに煮あがります。吉田くんのような爽やかな肉じゃがです。
 牛肉を使うところは同じですが、同じ軍港でも、京都の舞鶴市では、男爵を、
広島の呉市では、メークインを使います。
1995年に舞鶴市が名乗りをあげ、2年後に呉市が<まった>をかけていますが、どちらのじゃがいもで作っても美味しかったですよ。
 わかいひとなら、2杯たべられます。史実も伝説も美味しかったら、
いいのや。

ええもん^^えもん

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keian 2009-10-25 14:12
ええもん
えもん
と、まるで、謎かけですが、一茂くんが佐賀県有田からSOSです。
彼は、ええもんを創るのではなく、ええもんをみつけだして売るのが仕事です。そのためには、本当に身を粉にして、ええもんをさがしますし、ええもんを創ってもらうための努力を惜しみません。、有田の小さな窯元をたずねると、<えもん>の名がついているところが多いのは、なぜかとききます。
 私も、明確に言い切っていいのかと悩んでいます。
デパートの特選品売り場で、買ったことのあるものは、
さかいだかきえもん<酒井田柿右衛門>
あおやげんえもん<粟生源右衛門>
いまいずみいまえもん<今泉今右衛門>の3つの窯です。
どれも、有田焼を代表する素晴らしい焼き物をつくっていますが、柿右衛門様式という言葉で美術書にうたってありますので、これになぞらえて今回は書きます。また、お話を皆様からもうかがいたく存じます。よろしくお願いします。

有田の磁器窯で焼かれた独特の色絵磁器に対する様式名のことですが、
濁し手と呼ばれる乳白色の白磁胎を素地にして、清明なとても美しい上等の絵の具で模様を描きます。大正時代より、こういった分析、系統づけがなされたようです。
お菓子屋さんの系統が、戦前は歴然としていて、暖簾分けとか、名を一字いただくとか、
修行の系譜がはっきりと決まっていたこととおなじです。戦争中につくることを規制され、また、物資不足の中で、主家の廃業から、新たに創業した人には、わるくはなくても、知らなくて、ただ、なんとなく、たとえば、<とらや>を名乗っているようなこともあったとのこと。有田焼も、ひょっとすると、そんなこともあるかもしれません。
  
ただ、私が思いますには、系譜を知っていても、
知らなくても、その名に恥じないような
ええもんを創ること、ええもんを売ることが、みんなが幸せなこと、みんなが幸せになるためには、ときとして、あいまいにしておく美徳があるのが、日本人。
 
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