かばやき

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2009-7-11 8:53
蒲焼というと、鰻を思うけどどうなんやろ?
鰻をさばくひとって、あまりいないな。市場でも鰻のさばき専門のひとがいるくらいだし、
もちろん、私もさばいたことありません。
さばいたのを買ってきて、白焼きにします。この焼き立てを、わさびで食べるのは、最高。
ところで、背開きにして、白焼きにして蒸してから焼く。
四国の徳島に行ったとき、駅前の<えび一>で、鰻の蒲焼を食べました。
食べたときに、関東の食感
初体験で、鰻の賞味,たれの賞味以前に吃驚しました。関東 関西の活字の思い込みだけではいけません。
関東は、頭を落としてから焼きますが、関西は焼いてから落とします。だから、頭にも
たれの味がついている関西は、<半助>といって、売り物にします。これと焼き豆腐と
炊き合わせたものが<はんすけどうふ>という料理です。半助だけを頼んで買ってきて、作ってみましたが、U字型のほねのところが、口にのこります。とうふはうまい。

そこで、とうふで作った鰻のはなしです。
私は自分で鰻の白焼きをわさびで食べるまで、ずーっと鰻大嫌いでした。子供は、学校給食で<こんなうまいもん>と知ったそうです。学校給食は偉大だ。モーレツな教育ママでしたから、それではならじとつっくたのが、鰻のとうふです。
1よく水切りしたとうふを絞り、よくすります。
2胡麻とか落花生 油気のあるものを加えてまたすります。おろした山芋もつなぐ程度に
 加えます。<山芋をおろすのが億劫というひとは、3%の小麦粉でもよしとするわ>
3海苔の上にこれを塗りつけます。手をかけるのなら、ここで鰻のように、ナイフで縦に
 1本くぼみを入れて、斜めにいっぱい筋目を入れてと細工します、。
4これを、揚げますと、海苔が縮んで本物そっくりになります。
5片栗粉で少しとろみをつけたたれをぬります。もちろん、ご贔屓のメーカーがあれば、
 鰻のたれを買ってきてもいいです。
6本物らしくみせましょう。粉山椒とはじかみをそえてね。
あの、西園寺公望公のお抱え料理人だった故西音松氏は晩年<S52~58>に、身に当たる側に、たれでなく、田楽味噌を塗るとおっしゃってますが、これこそ、とうふで作った
鰻の蒲焼ですね。
 
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