よにでる

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2009-12-8 11:07
三年たったら、東海道一の親分になるは、清水の次郎長の売り文句ですが
今日は、リサイクル吉田氏のことを書きます。
お店は岐阜市竜田町<たったまち>8番地
電話番号は、058-277-3911です。

今日は、私の嫁入り道具のガラステーブルをお願いしました。
娘の嫁入り道具が資産分けの時代ですから、娘よりも買ってくれた母親の
思いがこもっています。
今のガラステーブルは、安価で軽くて便利です。
中国でビール瓶も作られている時代です。ガラスが割れた時のカラットが違います。割れた時点で何にも再生できません。この時代のものは、破片で
鰹節を紙より薄く削ることができます。そうそう、美味しいだしをとるために、雁屋哲氏の漫画<美味しんぼ>にでてきましたから、知っている人も
おみえでしょう。
私も、ガス台の下に、鰹節をかくための道具として、大切に持っています。
これは、欲しくても買えませんからね。

ガラステーブルは、500円の価格になりましたが、
彼のいいところは、<うれんへんで>と言わないで<ながくもたんならんで>と
言うところです。
お金儲けは苦しいことですが、使うことが楽しいので、働けるのです。
娘の嫁入り道具に込められた母の思いは、この間、彼の娘さんが
結婚されたからこそ、わかるのでしょうか?
このひとことで、救われました。
どんなものでも、3年たったら世に出るは、人間だけではないようです。
石の上にも3年は、売れんでも辛抱できること。
辛抱の上に、花が咲く。
そうそう、私の大好きな言葉は
<銭の花は白い、だけど、その実は赤い>です。
赤い実のつくのは、南天に千両、万両。外国の花なら、ルイボスなんてものもございます。
母の気持ちを思ってか、100円をプラスしてくださいました。

私も、今日のお客様の料理を少しばかり、つつまさせていただきました。
卯の花ですが、赤い実の隠し味が、鰹と昆布のだしをひきたてています。
この赤い実はなんでしょうね?

しょうかい

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2009-12-7 7:52
日曜日は、若い人のことを書く日です。
いままでは、縁のあった人のことを、過去からも遡って書いてきましたが、
今日からは、さかもとひであきという男のこと、また、その周りの人との縁を
書いていきます。名は紹介のはじまりです。
今日は、彼の母親にあって、ひであきの名の由来を聞きました。
昭和の秀才になるようにと名づけたそうです。
彼女はいたってシンプルによし子です。熊本のじいさまが名付けたそうです。
とうふ屋の桂子ちゃんがはじめたから、店の名はとうふ屋桂庵ですが、
桂子の名は、私も,じいさまが名付けたようです。
うちは日蓮宗ですので、守り本尊のけいえいじじざいぜんじんから
とったみたいですね。
じいさまの母の<とう>さんが、御守護神といって、
慶栄自在善神
徳光自在善神
安寧自在善神と三体をいただいてきたと松尾さいさんに、いま、聞いてきました。
慶子になるはずが、桂子になったのは、<慶>が画数が多いので、学校へいくようになって、名前を書くのが人より遅れてはあかんというのは、いいわけで、当時、とうふを一番かってくださっていたお得意様が、八百桂さんで、
私が生まれた時に、一番に祝福に産院にきてくれたことが真相です。
PCで変換をすると<慶安>と先に出る時代がくるとは、ご先祖さんは
知らなかったのでしょうか?
毎日、とうふを1丁100円で、よし子に買ってもらっています。
私よりも、10歳も年上なのに、よし子と呼ぶのは、おおぺけやと、
先日<たこまま>に叱られそうになりましたが、それだけ、懇意だと
皆様ご容赦ください。
懇意になれば、でしゃばりも身内以上になります。
不本意なことで、自由を奪われている彼女の息子のために、ひとはだも
ぬぎたくなります。ただ、私個人を乗り越えて、一族郎党に迷惑を
かけては、ご先祖さんに申し訳ありません。
彼から、手紙をもらってから、悩んだ挙句、裏の町内の山村さんを
たずねました。小泉首相から、勲章をもらったとされる方です。
突然、夜分にたずねた私に、吃驚はされたと思いますが、奥様が先に
話を聞いてくださいました。一生懸命話しました。恩人です。あのときは
ありがとうございました。

わからない

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2009-12-6 13:54
わからない。
一茂くんから、<菓子椀>について、質問を受けましたが答えようがありません。
なんとかして、連絡をとりなおそうと思っても、ケータイというのは、わからないことばかりです。
私は、全て転送にしておりますので、お店の固定電話が鳴っている感覚で、どこでも
電話にでます。他人の目を考えて、留守電で受けてかけなおす時代だそうです。
また、身内なら、他人の目を感じたら、即、切ってもいい時代だそうです。
運転中携帯電話禁止から、できたマナーでしょうか?

ずっと、考えているうちに、わからなくなりました。
電話というのは、便利なようで不便なものですね。

漆器の食器の中で一番使われているのは、お椀です。
この形は、ろくろが使われだして1000年以上の間に、数百の形が作られました。
輪島市の古文書を見せてもらった折に、なんと昔の人のデザイン感覚は素晴らしいと
思いました。
懐石料理の辻留さんが、特注なさった、<まり椀>など、本当に美しいですが、さて
何をいれるかとなると、本当にわからない。
私は、以前にほんの少しの豆乳をいれて、その上から熱いおだしを張ったことがあります。
<よばなしの茶事>の趣向で、12月の気ぜわしさを忘れていただきたかったからです。
お客様は、お喜びになられましたが、塗り師のかたは、嘆かれました。
輪島塗の補修をするところは、あまり知られていませんが、岐阜の飛騨の古川町なんです。
となりの高山は春慶塗があまりにも秀逸なので、そればかりなのでしょう。
お聞きすると、<かしわん>は知らないけど<かしわわん>なら、正月の雑煮椀とのこと。

言葉の伝播はひとりあるきするようです。
菓子椀は、雑煮を盛った時に、映えるような、大振りのひろがりのあるかたちです。
まるくおさめるように、<円>の字をあてたものもあります。
美濃では、名古屋の影響で、雑煮はシンプルです。もち菜にかまぼこ、しいたけぐらいですから、気がつかなかったです。

きういものがたり

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2009-12-5 12:21
名付け親は、RIEさんです。
キーウイのおいしい食べ方です。
キーウイは、ニュージーランド産かと思いきや、実は、むしろ冷涼な気候の土地でよくとれる果物らしいです。
原産地は、中国の揚子江沿岸でニュージーランドに持ち込まれたときに、足は速いが羽がなく飛べない珍鳥、キーウイに似ていたので名付けられたという説もあります。
私は、珍しい果物と、松尾太郎くんに11歳の時に食べさせてもらいました。
主産地は宮崎、甲府というデータがありますが、岐阜でも安くたくさん出まわりますが、りんごと一緒に袋に入れておくと甘くなるといわれて買っても、甘くなった覚えがありません。畑に植えておくと、どんどんなるからでしょうか?下さる方もあって、随分ファイトをかきたてられました。
またたび科の落葉つる植物ですから、サルナシ、コクワという、野生種と同じかなと
甘露煮にしても、色があせてつまりません。

失敗を山ほどつくり、お砂糖の減り方の異常さを嘆いていたころ、村上祥子氏のクラスレシピにめぐりあいました。どうしても、クラスに参加したくて、阪神大震災の年でしたが、
往復夜行バスで九州にいくと企てました。当時単身赴任の配偶者が一番の被害者です。
 
そのレシピを書きます。
キーウイ10個分の皮をむき、二つ割り。
すぐにレモン一個分の絞り汁をいれた水ですすぎます。
砂糖と水を煮立てシロップを作ります。すぐに火を止め、キーウイをいれます。これで60度になります。レモン一個分の絞り汁とブランデーを加えて、一晩おきます。

レモン2個分とブランチングといわれる処理のしかたが、キーウイのタンパク質分解酵素の働きを抑えることなく美味しさに変換します。
瞬間的な熱処理は、懐石の達人のささみの湯引きの技とおなじと、縁があって気がつきました。アルカリイオン水でキーウイをすすいでもいいですが、私は、このレモンを2個買うことに苦労したので、拉門煮とさせていただいております。

おふいすらぶ

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2009-12-3 7:52
今日は主婦の気持を書く日です。
いけないことですが、オフイスラブの相談をよく受けます。
よほど、私はその道が好きだと思われているのかと、私自身は落ち込みますが、やながせ時代の友達の花林ママいわく、<同性から、相談を受けるようになれば、水商売も一人前>から、最大級の信頼と受けます。
 
12月1日付けの読売新聞の人生相談を興味のある方は読んでください。
上司への思い募る人妻、30歳代の女性が50歳代の上司への思いが、日に日に増していき、悩んでいます。
回答者は、最相葉月さん、ライターです。
文章を書かれるひとだからでしょうか?
<妄想が炸裂していますね>
<ストーカー行為は犯罪ですが、思うだけなら自由です>とすっぱりと切っておられます。

私は、そんな上司のもとで働けるなんて、なんて幸せなことと
思います。あるお客様は、駐禁が厳しくなるこの年末が憂鬱とのこと。
なぜって、いつもは一人で得意先を回る上司が、駐禁防止のために、
彼女を助手席にのせるそうですが、彼女を荷物としかみなさない
乱暴な運転で、ひょっとすると、この大嫌いなひとと救急車にのるのではと
呼吸困難になりそうとのこと。
素敵な上司と密室でと妄想できるなんて、なんと羨ましいことでしょう。
ただ、20年もすれば、誰でも仕事はできます。仕事ができることに
惚れていれば、ひょっとしたら、股引の裾がみえて目がさめるかもしれません。うちの旦那は、ひょっとする<2枚刃>のごとく切れる男と惚れている
奥さまは、ぜひとも、股引をはかせましょう?
おふいすらぶで1番得するのは、経営者である社長です。
だって、恋すれば、いいところを見せたくて、テキパキと仕事をこなすし、
少しでも、、一緒にいたいから、喜んで残業もいたします。

違う新聞にのっていた歌ですが、
  空き瓶に
  花を飾って
  窓際に
  置いとくみたいに
  わたしと暮らして
なんと、純情でしょう。

ふらいがえし

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2009-12-2 9:59
ふらいがえしは、フライにあらず。
 私は、箸の使い方がへたです。人前でごはんは食べますが、
大昔から、ちょっと好きな男の前では、極力食べないようにしています。
<そうよ、おちゃするところがいいの、小倉パフェが、どうしても
食べたくても、私もご一緒にと、コーヒーを頼んでしまいます>
<それで、別れてから、一人で小倉パフェを食べなおしに入ったこと
数知れず。われながら、なんとええかっこしい。>

 そんな嘆きはさておき、箸使いがへたなひとの味方のグッズが、
フライ返しです。横長の形だと、お好み焼きの返しへらだし、縦長の形だと
ターナーとなります。
いくつも持たなくても、よさそうですが、大小あると便利です。
出し巻き卵をやくときにも、箸使いがへたと自覚しているひとには、
味方になります。
テフロン加工も、以前のものは、はげやすかったので、あえて、フライ返しの角を自分で落して、丸くしていました。人間はいまだに角がとれて
いないので、ひととぶつかり合うことがしょっちゅうですが、失敗しないように、小賢しい知恵は、昔からもっていたのかもしれません。

出し巻き卵にかぎらず、やわらかくて、くずれやすいものを、盛り付けるのに、とても便利です。以前に、ほれぼれするような、箸使いをなさる懐石の達人の厨房でみかけたことがありますから、≪必≫グッズでしょう。
彼のものも、下内屋さんのものでした。
100円ショップでも、買えるものですが、自分の工夫で道具にするなら、
いちど、専門店をのぞくことをおすすめします。
355円から、ずら^^っとそろっています。

 今日は、澤直子さんが、世界一周の旅に来春出発と、ムーミン小林
からききました、どこの国にいっても、箸使いが素敵な日本人の誇りを
忘れてほしくなくて、桑の木の箸をお餞別に贈ります。
前向きで別嬪さんな、彼女のことですから、どこの国の男からも、
求婚されるでしょう。
もんじゃ焼きの小さなフライ返しも、下内屋さんにあります。
それを10本持っていますが、どなたか、<とうふやのけいこちゃん>に
求婚する度胸のある男性は、この世界にいないでしょうか?

もういちど

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2009-12-1 7:26
とうふ屋桂庵を育ててくださるお方あってです。
お客様だけでなく、今日一日、私と会った方が、全て育ててくださいます。
 
美濃市の料理旅館で御馳走してくださいました。
そのことを、書きたいのですが、大切に持って帰ってきた筈の箸袋がみあたりません。
ブログを楽しみにしてくださっている皆様、ごめんなさい。午前中に探して、もういちど
UPします。午後に、もういちど、あけてください。

やっぱりないやん。
もう、記憶だけを頼りに、書きます。
 鮎の甘露煮に、煮物、
 鮎のフライ
 岩魚のさしみ、岩魚の塩焼き
 飛騨牛の陶板焼き
 椎茸の炭火焼き
 飯、味噌汁に漬物、
 柿
御馳走づくしにちがいないのです。温泉もあります。女将さんの説明も親切です。ただ、残念なことに、飲酒運転絶対破滅のご時世で、私だけが
キリンビールで、相手の方が、ノンアルコールビール。
 申し訳ない気持ちというのは、今後のお付き合いに響きます。
料理屋の難しい時代を、あえて教えてくださろうという御心です。
私のやりたかったことを否定もしなければ、肯定もしないで、
ただ、足元をかためよと諭してくださったのです。
 これからも、お付き合いがつづくのか、どうかはわかりませんが、
ご縁を大切にします。
本当は、箸袋が見つからなくてよかったと思います。
それだからこそ、今まで、悩ませてくれたのですから、、、
今回に限り、値段と場所は秘密とします。

わかきち

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2009-11-30 7:49
 <若き血に燃ゆる者 勝利みてる我ら>
これは慶応大学の応援歌だったと思います。

 あることで、17歳年下の男性と縁ができました。
彼は、名古屋市の白壁町の病院にはいっています。いまどき、珍しい結核という病気なので、半年は会えません。
休養、栄養、投薬は万全ですが、一番大切な体力と気力を持たせるために、毎日、手紙を書いています。80円切手は、彼の母親が出してくれます。
便箋は、この、かわら版の反古紙を使っています。
彼は、人気者でしたので、手紙を書いていると、彼を知る人が、みんながみんな、寄せ書きをしてくれます。初めての来店のお客様でも、書いてくださることもあります。
彼を知らない人は、、キティちゃんを描いてくれたり、ドラエモンを描いてくれます。
今日は、おサルのもん吉を描いてくれました。
ボールぺんで描くのですから、はやいけど、かきなおしができません。
それだけに、楽しい絵ができてきます。

 1週間に一度、面会にいきますが、ハンカチとタオル以外は、届けることができません。
そのハンカチに、メッセージをマジックで書きます。
そして、くりぬきます。 
くりぬきつきのハンカチを届け、後日の手紙に、くりぬいた部分を貼り付けます。貼り付けるのに使う木工用ボンドは、
こうちゃんが買ってくれました。若き日には、ホンダでスポーツカーの
開発をしたであろうと思われる人です。

 そんなこんなの話を、美佐子さんにしたら、どーんと私を支援してくださいました。
彼女には、大昔から、お世話になりました。総合職で働き続けてきた彼女は
時間の使い方も上手だけど、それ以上にきっぷがよくて人情家です。
ご主人も、若き血あふれる生活指導の先生でしたが、それ以上に
ご主人をささえた彼女こそ、若き血あふれるひとだったのでしょう。
そんなこんなで、住んでいるのは後期高齢者ばっかだけど、
本町5丁目は本当に、若き血あふれるええとこです。
^^若き血の勝利は、人情に尽きる^^

にしんばち

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2009-11-29 11:28
<にしんばち>のことを、一茂くんが、たずねてきました。
福島県の会津に、にしんを漬けるのに用いた長方形で高さ15センチ前後の鉢のことです。飴釉がかけてあるのが特徴です。
飴釉とは、茶褐色に焼きあがった鉄釉のことですが、長石釉薬に、多量のマンガンを加え、
酸化焼成で呈色します。
酸化鉄の多い焼き物なら、佐渡の無名異焼という、赤茶けたものがあります。私は、佐渡へ行ったときに、根本寺の寂しさと重ね合わせて、無常を感じたので、この焼き物だけは、
買ってきませんでした。焼き物をさがす旅というのは、買わなきゃ買わないで心にのこるものなんです。
にしんばちも持っていません。
にしんを料理することは好きです。
にしんの語源は身を二つに切り開き二身にして料理することからですが、転じて二親、親孝行となります。
身欠きにしんを清め、かぶるくらいの水につけて戻すのが基本です。
本干しなら、熱い番茶を掛け、一日おき、また翌日も新しい熱い番茶につけかえます。
生干しなら、一度だけです。ぬか水につける家庭もあります。
おせち料理なら昆布巻きにします。にしんだけをことこと炊いた西京煮は、にしんそばの上にのっている<あれ>です。炊き合わせにするなら、えびいもやこいも、なすにとうがんなどを使います。
そうそう、かずのこはにしんの卵です。
どちらも、戦前は安かったのですが、安かった分だけ手間のかかる料理です。
こういう料理は、何回も作るうちに、上手になりますが、習うものではなくて
<一を聞いて十を知るという、体験による真理の一般化>と、新婚時代に料理上手の方にいわれました。
それを、あきもせず、続けてきた私は、なんと食い意地がはっているのでしょうね。
にしんばちは持っていませんが、誰かくれるひとがいたら、向こう三年のおせちを届けてもいいなと思います。しまう所なんかなんとかなるもん。使わんときは、じゃがいもいれといてもいいやん。という素朴な器です。

はやわざ

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2009-11-28 11:20
私が子育ての頃は、早業一番の料理特集は<40分で夕ごはん>でしたが、世の中が忙しくなったのでしょうか?
先日の朝日新聞の記事によると、10月のさいたま市の東京ガスの料理教室のテーマは
<20分で4品つくる>です。
私の師の村上祥子は、昭和61年に8品メニュー40分という仕事をしています。
当時の連続写真、100コマをみると、2口コンロで電子レンジは無です。
北九州市の大正時代に建てられた建坪105坪と大邸宅がお住まいの社宅でした。
お手伝いさんを雇わないで、すべて一人でこなしておられました。昭和56年と58年生まれの娘を連れてお訪ねしましたが、完璧な主婦でしたね。
2口のガスコンロでも、火を遊ばせないとなると、かなり手と頭を使います。
台所と居間を行きかう先生の身のこなしは、リズムが良くて、上等のショーを観ているかのようでした。私は、ドタドタと動きまわるだけです。一緒なのは、休むことなく動いていることだけです。
当時のメニューを書き出してみます。
和洋華とりまぜて8品
1、 麦ごはん
2、 鶏レバーの甘辛煮
3、 韓国風の魚と野菜の香味蒸し
4、 たくあんと青菜のなたね
5、 アメリカンパイ
6、 冷奴
7、 とろろ汁
8、 アップルゼリー。私が一番よく作った料理は、2です。
砂糖と醤油の代わりにウスターソースで煮ることも失敗からできました。
冷奴は、薬味を3種類揃えることをしないことで、2番めによく作った料理でしょうか?
自分の都合ではなく、素材の都合にあわせるべく、タイマーが活躍します。汽車の時刻表のように、同時進行で動いていくのです。そして、冷奴といえども、薬味の刻み方、盛り付け、素敵でしたね。
オレンジページの調査によると、7年前から、<短時間ですませたい>が<ちゃんと料理を作りたい>を抜いたようです。一口から、2口のガスコンロになって、ゆでたてパスタに手作りソースが作れたことがハッピーと若い人にききました。お宅はどうかな?
 
〒500-8034 岐阜県岐阜市本町 5-23
TEL : (058)-262-4015
FAX : (058)-262-4015
URL : http://www.k-an.jp
とうふ屋桂庵のご案内
かわら版 カレンダー
« « 2024 3月 » »
25 26 27 28 29 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 1 2 3 4 5 6
女将の著書
Warning [PHP]: opendir(/home/keian/www/keian/modules/d3blog/images/caticon) [function.opendir]: failed to open dir: No such file or directory in file class/xoopslists.php line 113